2004年3月7日(日)「しんぶん赤旗」
シンポジウム「非核・平和の世界と日本を―二〇〇五年NPT(核拡散防止条約)再検討会議・被爆六十周年に向けて」が六日、名古屋市内で開かれました。「非核の政府を求める会」「非核の政府を求める愛知の会」が主催し、全国から百人以上が参加しました。
笠井あきら前参院議員(参院比例候補)、藤本博南山大学教授、沢田昭二名古屋大学名誉教授がパネリストとして、それぞれ二〇〇五年NPT再検討会議に向け核兵器廃絶の世論と運動高揚の重要性を強調しました。
国際問題研究者の新原昭治氏、藤田俊彦前長崎総合科学大学教授も特別報告し、米ブッシュ政権の小型核兵器政策などについて発言しました。
笠井氏は、二〇〇〇年の「核兵器廃絶の明確な約束」の合意にもかかわらず、ブッシュ政権が新たな核戦略を公然と掲げていることを指摘。「被爆国であり憲法九条を持つ日本の小泉政権がイラクの軍事支配に加担し、アメリカの核戦略を後押しするのは、世界の流れに逆らうものだ」と批判しました。