2004年3月7日(日)「しんぶん赤旗」
イラクに出撃した米第七艦隊のイージス駆逐艦「カーティス・ウイルバー」が六日正午すぎ大阪港のJ岸壁に接岸しました。
安保破棄諸要求貫徹大阪実行委員会と原水爆禁止大阪府協議会の呼びかけで、この日早朝から同岸壁に労働組合、民主団体の代表約七十人が集まり、抗議の唱和を繰り返しました。
抗議行動には、日本共産党の宮本たけし参院議員、関根信次大阪市議が参加、連帯のあいさつをしました。
宮本議員は、入港した米軍艦が巡航ミサイル・トマホークや劣化ウラン弾を積載した駆逐艦であり、アメリカの不当な軍事占領の武器になっていることを指摘。大阪市が一九九四年に「大阪港の平和利用に関する決議」を全会一致で採択していることなどを示し「米駆逐艦の入港は断じて認められない。最後まで米艦船くるな、出ていけの声を広げ、おおもとにある日米安保条約を廃棄するためにがんばろう」と訴えました。
参加者は、寒風が吹きつけるなか、「われわれは、カーティス・ウイルバーの大阪港入港を拒否する」「大阪港の平和利用を望む」と唱和しました。