日本共産党

2004年3月8日(月)「しんぶん赤旗」

国民過半数の結集を

改憲阻止へ 憲法会議が方針


 憲法改悪をめぐって重大な局面を迎えるなか、憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は七日、第三十九回全国総会を東京都内で開きました。

 憲法改悪を阻止するために、国民過半数の声と行動を集める構えで、学習大運動と宣伝・署名運動を全国で展開し、国民的共同をひろげていく方針を決めました。

 方針提案した川村俊夫事務局長は、小泉内閣の自衛隊イラク派兵によって、憲法九条との矛盾は極限に達し、明文改憲が現実の政治日程にのぼろうとしていると指摘。

 憲法改悪の動きは、米ブッシュ政権の要求によるものであり、その焦点は憲法九条であり、海外派兵と集団的自衛権のあらゆる制約を取り払うことにあると強調しました。

 生活と権利、民主主義を守るすべてのたたかいを憲法改悪阻止のたたかいと結びつけ、各界・各分野、各地で国民的共同を積み上げ、五月三日の憲法記念集会を大きく成功させようと呼びかけました。

 討論では、憲法を守ることが世界の平和の秩序を守る国際的意義をもつことが出されました。「憲法を読んだことがない人が増えているなか、すべての班で憲法を学ぼうと運動。憲法九条の旗やパッチワークをつくった班も生まれている」(新日本婦人の会)、「憲法前文や和歌山弁の九条と署名をポケット判の小冊子にまとめ、署名するだけでなく学んでもらっている」(和歌山県)、「憲法の出前講座を無料でやりますと労組や団体に呼びかけている。学ぶなかで憲法が身近になってきている」(宮城県)など、活発な発言が続きました。


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