2004年3月8日(月)「しんぶん赤旗」
石井郁子議員は二月二十七日の衆院文部科学委員会で、経済的に困難な家庭に学用品費などを補助する就学援助費への国庫補助の増額を求めました。
石井氏は、一九九七年から二〇〇二年の五年間に、長引く不況の影響で援助の対象者は三十三万人ふえ、市町村が給付した援助費も約九十億円ふえているにもかかわらず、国庫補助額は七億円の減額となっていることを指摘。地方自治体が「就学援助の充実に関する意見書」で「国庫補助の低下により援助件数を減らすなどの状況がある」としていることを紹介し、「国が抜本的に予算を増額しなければ子どもたちの教育機会が奪われかねない」とのべました。
河村建夫文部科学相は「必要な予算の確保に努力しなければいけない」と答えました。