2004年3月13日(土)「しんぶん赤旗」
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「くらしと営業を追いつめる消費税の改悪、増税を絶対に許さない」。十二日、全国五百九十カ所で重税反対全国統一行動がおこなわれました。中小業者、建設職人、農漁民、労働者など二十万人が参加し、集会、税務署交渉、要請行動をおこないました。
消費税改悪で、年間売上額一千万円以上の中小業者や農民が課税の対象となります。従来は三千万円だった免税点が引き下げられるため、約百四十万の中小業者が新たに課税業者となります。
一千万円の売り上げがあっても仕入れ分を引くとわずか数百万円の粗利にたいし消費税が課税されると知り、「えー、そんなにひどいの。お客さんから消費税分はとても、もらえない。生活費も残らないよ」と強い怒りと不安の声が上がっています。
東京・新宿区ではスナックや飲食店の経営者も参加。「消費税の大増税計画、反対」「税金はくらし、福祉にまわせ」などのプラカードを掲げ、「免税点引き下げ反対」と唱和し、デモ行進しました。「税金ばかりを上げる小泉内閣に腹が立つ」という飲食店経営の岡島富子さん(66)は、「増税反対の署名を訴えたら、他の店も協力し、お客さんからも募金が寄せられた」と話していました。
全国各地でおこなわれた行動には日本共産党の議員が参加し、激励しました。