2004年3月21日(日)「しんぶん赤旗」
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大阪での「平和の花を咲かせよう!」。3・20人絵文字には、雨にもかかわらず一万人以上が参加。大阪城太陽の広場に大きな「平和の花」と、「PEACE」の文字を咲かせました。
参加した日本共産党の宮本たけし参院議員は「自衛隊をイラクから戻し、国連の枠組みで復興支援を」と呼びかけました。
NPO「ビーグッドカフェ」メンバーの西川奈央人さん(23)=四月から社会人=は「世界の平和にとって、今はターニングポイントだと思うんですよ。将来、自分の子どもがどうなるかってことを考えたら、自分が後悔しないためにも行動することが大事だと思う」。
同メンバーで「We Love Peace」と書いた布を体に巻きつけていた仲田紗らささん(20)=フリーター=は「集会やデモってまだ抵抗あるけど、そんなこと言ってる場合じゃない。こういうの知らない人多いと思うけど、できるところからやっていければいいな」。
前田りょうさん(32)=主婦、大阪・都島区=は「スペインみたいな大きな反戦の流れを日本でもつくりたい。ふつうに生活してたら戦争とかの実感はわかない。けれど、イラクで無実の子どもたちが命を落として、それに日本も加担してるんだなって思ったら、やっぱりこわいですね」と語っていました。
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「3・20平和を願う市民のつどいin岩手」が盛岡市の岩手県民会館で開催され二千三百人が参加しました。主催は県内の百二十人がよびかけ人になった同企画委員会。
よびかけ人の佐々木良博弁護士の主催者あいさつに続き、米軍占領下のイラクを取材したジャーナリストの江川紹子氏が講演。占領後のイラクで反米感情が以前より高まっている実態を指摘し、テロ根絶のためにも、その原因を取り除くことが必要だと強調しました。
参加者らは「有事法制の具体化で従軍看護師として戦争に行くのはごめん」(日赤の看護師)などの思いを交流。自衛隊撤退、憲法改悪反対のアピールを採択しました。
つどい後、市内三コースをパレードしました。
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札幌市中央区の大通公園で開かれた「3・20国際共同行動in札幌」には、小樽、江別、北広島など札幌周辺からも参加、五千五百人が集いました。
ハート型の風船、メッセージを書きこんだ傘、のぼり旗や横断幕がなびきます。
天使の仮装で参加した「平和の使者 ホワイトエンジェル隊」。道年金者組合小樽支部の芝垣之臣さん(72)は「スペインにつづけ」と書いたゼッケンをつけて参加しました。
近所の四人と参加したという札幌市白石区の女性(71)は、「イラク攻撃の結果はテロが激化しただけ。日本もテロの標的になるのは迷惑です」と語ります。
飛び入りで参加した札幌市清田区の学生(21)は、「平和への意思を示したい」といいました。