2004年3月22日(月)「しんぶん赤旗」
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平和の二十一世紀を自分たち高校生の手でつくろうと二十一日、東京・渋谷区宮下公園で3・21全国高校生平和大集会が開かれ、「アメリカの身勝手な戦争と占領、そしてイラクへの自衛隊派兵をぜったいに許しません」と訴えるアピールを採択しました。昨年開いた二回の集会に続く三回目で、全国から八百人をこえる高校生が参加、会場には「無関心ですまへん。同じ地球で同じ命」(京都)との横断幕などが見られました。
今回新しく実行委員長になった堀江泰斗さん(16)は、「イラク戦争開戦の時は無力感で落ち込んだけれども、自分たちの活動が世界の平和を願う人たちとつながっていることを知って大きな力がわきました」と集会への思いを語りました。
集会は、北海道から沖縄までの高校生たちが、平和のとりくみの経験を持ちより発言、交流し合う場となりました。
群馬の高校生は、戦争に反対する手紙を各国大使館に届ける活動をおこない、ドイツ、ロシア、アンゴラ、パキスタンの四大使館と対話し交流した経験を語りました。
千葉の平和の鶴を折ってもらう活動、新潟の平和のメッセージを書いてもらうピースフラワーメッセージ、大阪の3・20集会での「平和」の人絵文字をつくる活動に参加した多彩なとりくみは、参加した高校生を勇気づけました。署名を拒否されるなどの経験で涙ぐむ発言には「がんばって」と励ます声がかけられました。
アピール採択後、高校生たちは渋谷でピースウオークを元気におこないました。