2004年3月24日(水)「しんぶん赤旗」
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全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)と東京革新懇(同東京の会)は二十三日、東京・千代田区の星陵会館で「イラク派兵NO!、憲法が輝く日本を」をテーマに「講演と文化のつどい」を開き、三百人が参加しました。
音楽家の佐藤真子さんが平和の願いを込めて、「鶴」「リリーマルレーン」など五曲を熱唱。漫画家の石坂啓さん、日本共産党の市田忠義書記局長が講演しました。
全国革新懇がとりくむ「イラク派兵即時中止、憲法改悪反対旬間」(二十四日まで)の一環として開かれたものです。
石坂氏は、アメリカの戦争に追従する小泉首相を厳しく批判。侵略戦争に突き進み、国民の自由を抑圧した戦前の日本と「いま」とを重ね合わせ、「気をつけていないと、もう一度、あの悪い夢を見ることになる。いま語れるうちに、ものを言いたい」と語りました。
市田氏は「『国民が主人公』の新しい日本を」と題して講演。自衛隊のイラク派兵や年金改悪をはじめ、平和と憲法、くらしと経済をめぐる問題を縦横に語り、「どの問題でも、アメリカいいなり、財界が主役という二つの自民党政治の古い枠組みがあります」と指摘。「この根本にメスを入れ、新しい日本をつくろうという日本共産党と革新懇の三つの共同目標が、今ほど輝いているときはありません」と強調しました。
市田氏は、国連憲章にのっとった新しい世界をめざすとりくみが大きく広がる国際社会の動きにふれ、「世界では大きな激動があります。日本でも前むきの激動をつくりだそう。参議院選挙を、そのための大きな第一歩にしましょう」と呼びかけ、満場の拍手を受けました。