2004年3月24日(水)「しんぶん赤旗」
衆院憲法調査会は二十三日、日本共産党以外の賛成多数で中央公聴会の開会を決定しました。公聴会の開催日は五月十二日、十三日の二日間。
衆院憲法調査会としてはじめて開く今回の公聴会は、公述人数は九人。うちわけは各会派推薦が六人、公募が三人となっています。
調査会に先立って開かれた幹事会で議論となったのは、各会派推薦の公述人の選定方法について。会長および会長代理からの提案は、各会派の推薦を受けて、会長、会長代理、自民党筆頭幹事の三者で協議し、選定するというものですが、各会派からの推薦が必ず選定される保障はないものでした。
日本共産党の山口富男議員は幹事会の席上、「各会派の憲法に対する立場が鮮明になるもとで、公述人の選定について各会派推薦が確保される保障のない選定方法では公聴会の開催には反対である」と主張しました。