日本共産党

2004年3月24日(水)「しんぶん赤旗」

年金守れ300人座込み

国会前できょう、あすも


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年金改悪反対を訴えて国会前に座り込む年金者組合の組合員たち=23日

 年金給付削減法案の参院可決や来月初めの年金改悪法案の審議開始が狙われるなか、全日本年金者組合は二十三日、年金改悪を許さないと国会前で座り込み行動をしました。座り込み後、国会議員への要請行動をしました。国会前では、全労連や国民大運動、中央社保協などの主催で二十四、二十五の両日も連続して座り込みがおこなわれます。

 底冷えのする天気のなか、三百人以上が毛布を体にまいたりしながら、横断幕やプラカードを手に座り込みました。森信幸委員長は、四月一日から改悪法案の本格審議が開始されようとしていることを指摘しながら、同時に、国民の運動が小泉政権を追い込んでいることに確信を持ち、運動の輪をもう一歩ひろげるなかで春を迎えようと呼びかけました。

 参加者が次々とリレートークしました。「近所で誘い合って地域ごとに小集会をおこない、自分たちの生活を語り合いながら年金のことを考える場をつくっている」(東京・調布市の加藤由美子さん)、「四月十五日の年金ストライキに呼応して市民集会を計画。当日までに地域ごとの学習会や集会を積み重ねる」(東京・府中支部の武田正実さん)など草の根から運動をくりひろげていることを発言。埼玉県川越市の杉山英夫さん(78)は、「憲法一一条にちなみ、毎月十一日の午前十一時に宣伝を続けているが、最近は自民、公明へのうらみつらみを言う人が多い」とのべ、「国会議員はこれらの人びとの声に耳を傾けよ」と訴えました。

 「座り込みは初めて」という人が多く参加。埼玉・川口市の河村斌さん(63)は、「なにより孫にはいい年金制度をつくってあげたいと思って参加しました」。さいたま市の田口赴佐子さん(64)は、「足が悪いのですが、会社の経理に三十五年勤め、ちゃんと年金を積み立ててきた。年金積立金のむだ遣いにはふれず、高齢者が多いから悪いようにいう政府や報道には腹が立ちます」と悪い足をなでながら語っていました。

 日本共産党の山口富男衆院議員が国会情勢を報告しました。


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