2004年3月26日(金)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の井上美代議員は二十五日の参院厚生労働委員会で、学生無年金障害者への障害年金不支給を違憲とした東京地裁判決について、「不支給は憲法一四条の平等原則に違反することが明示された。国に対して大変厳しい判決となった」とのべ、厚労省が控訴しないよう求めました。
坂口力厚労相は「みなさん方の気持ち、立場はよく存じ上げている」とした上で「しっかり考えて結論を出したい」と答えました。
井上氏は、国が国民年金法「改正」で学生無年金障害者を生み出しながら何の対策も講じてこなかった点を指摘。「立法府の責任は重く、法改正の準備を進めなければならない」とのべました。