2004年3月31日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党の小池晃議員は三十日の参院厚生労働委員会で、学生無年金障害者問題について質問し、障害年金の支給など年金制度の中で解決するよう求めました。
小池氏は、二十九日に超党派の「無年金障害者問題を考える議員連盟」が、無年金障害者に対し、「今国会において法的な措置を講じ、障害年金を支給すること」を求める緊急決議をあげたことを紹介し、「年金制度の中で、解決の道をさぐるべきだ」と強調。二十歳未満で障害者になった人は、障害基礎年金が支給されること、二〇〇〇年の年金制度「改正」で学生の納付特例制度ができ、学生時代に保険料を払っていなくても、障害者になれば障害基礎年金が支給されることを指摘し、「保険料を負担していないから給付できないという議論は成り立たない」とのべました。
坂口厚労相は「趣旨は分かった。よく検討し結論を出したい」と答え、年金支給を含め検討する姿勢を示しました。
小池氏は、学生無年金障害者への支給要件、支給額について「障害基礎年金と同様の水準にすべきだ」と求めました。