2004年4月3日(土)「しんぶん赤旗」
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全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は二日、東京・文京区内で代表世話人会を開きました。
会議では、イラク侵略と占領に反対し自衛隊撤退、憲法九条守れをかかげた「3・20国際共同行動」が安保破棄実行委員会を中心に全国四百五十一カ所でとりくまれ、大きく成功したことが報告されました。同時に、この行動をメーンに「全国いっせい行動旬間」を設定した革新懇の行動が各地でとりくまれ、大きな役割を果たしたことが指摘されました。
憲法改悪反対運動の発展については、三月二十五日の全国交流会で提起した(1)「憲法改悪反対」の一点での国民的共同を追求する(2)憲法と両立しえないイラク派兵の反対運動をいっそう発展させる(3)年金改悪など国民の諸要求実現と結びつける―ことが大事だと強調されました。憲法改悪反対と経済要求との結合の要(かなめ)として、海外派兵装備が中心となってきている軍事費の拡大を告発していくことも重要だという意見が出されました。
あわせて地域、職場でのとりくみを強めていくことが大事だと指摘され、その条件として改憲問題が国政の中心課題になっていることや憲法改悪反対の願いが広がっていることが力説されました。駅頭・門前宣伝や学習会、意見広告にとりくんでいる地域・職場革新懇の経験や、神奈川・藤沢市で「革新懇運動に関心をもつ労働者の結集」を出発点にして市段階の職場革新懇が結成されたことも紹介されました。