2004年4月7日(水)「しんぶん赤旗」
【ワシントン=遠藤誠二】イラクで占領米軍への抵抗が一段と強まる中、米国民のブッシュ政権のイラク政策への支持が急落し始めています。
民間の調査機関であるピュー・リサーチ・センターが五日発表した世論調査(四月一日―四日実施)では、ブッシュ米政権のイラク政策を「支持する」と答えたのは40%で、今年一月の調査から19ポイントも低下しました。
また「米政権はイラクで明確な政策を持っているか」との質問に、「そうだ」と答えたのが32%と昨年十二月から12ポイント下がり、「イラクに米軍を維持すべきか」に「そうだ」と回答したのは、今年一月の63%から50%へ下がっています。
一方同大統領の支持率は43%と、これまでの最低を記録、不支持が47%と支持を上回りました。