2004年4月8日(木)「しんぶん赤旗」
卒業式の「君が代」に起立しなかったとして、東京都教育委員会が都内の教職員百九十六人を処分した問題で、全日本教職員組合(全教)は七日、「日の丸、君が代」のおしつけに反対し、処分の撤回をもとめるアピールを発表しました。
アピールは、卒業式当日、「国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する」などと、教職員の一挙手一投足までしばりつけようとするもので、全国にも例をみない、教育への不当な支配であり、憲法違反ときびしく批判。教職員と父母が、子どもたちの成長、発達を保障する学校をつくる立場から、「子どもが主人公」の卒業式、入学式をつくろう、とよびかけました。