2004年4月9日(金)「しんぶん赤旗」
【モスクワ=田川実】中央アジアのカザフスタンのアルチンバエフ国防相は七日、国営テレビで、五月に期限が切れるイラク派遣部隊の期間延長はせず、その時点で部隊を引き揚げるとの意向を表明しました。
カザフスタンは「人道支援活動」のためとして昨年八月からイラクに派兵。現在二順目の部隊として兵員二十七人がバグダッド南方の都市クートで活動中です。インタファクス通信によると、同国防相は「次の部隊はイラクに送らず、これで終わりにすることを提案した」と語りました。
クートでの占領軍とサドル師支持派との衝突の際は「キャンプからの外出を禁止した」と隊員の安全確保措置をとったことも明らかにしました。