2004年4月12日(月)「しんぶん赤旗」
【ワシントン=遠藤誠二】バグダッド陥落とフセイン政権崩壊一年にあたり、米軍によるイラク侵攻に反対し占領の終結を呼びかける緊急平和集会が九日から十日にかけ全米各地六十カ所以上でとりくまれました。
呼びかけたのは、反戦連合組織「国際ANSWER(戦争停止と人種差別停止を今こそ)」。首都ワシントンでは十日正午から、ホワイトハウス前で約五百人が、「泥沼化したベトナムの二の舞いにするな」「われわれの兵士を祖国へ帰せ」「ブッシュ大統領を弾劾しろ」などと要求しました。
サンフランシスコでは約三千人の市民が集会につめかけ、「戦争と占領に使う金を教育と失業にまわせ」と訴えました。
九日夕には、ニューヨークのマンハッタン中心街のタイムズスクエアで、約千人がイラクからの米軍撤退を要求しました。