2004年4月19日(月)「しんぶん赤旗」
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「自衛隊はイラクから撤退を」――。イラクで拘束された三人が日本に帰国する十八日午後、若者でにぎわう東京・渋谷駅周辺を、アメリカの占領と戦争に反対するプラカードなどをかかげた約千人がピースパレードしました。
ワールドピースナウが緊急に呼びかけたものです。
「世界で戦争で傷つく人をなくしたい」と、ベビーカーに赤ちゃんを乗せ、夫といっしょに参加した主婦(40)=西東京市=は「自己責任ということが言われていますが、支援をもとめている人たちのために、日本から世界に出ていく人たちがいけなくなるような社会になってしまうのは悲しい。危険があるからと、見てみぬふりをするような社会でいいのでしょうか。」と語ります。
パレードに先立って宮下公園で開かれた集会で、高遠菜穂子さんらの友人の志葉玲さんや反戦フォトジャーナリストらは、政府がいいだした「自己責任」論への批判の声をあげ、自衛隊の撤退を訴えました。