日本共産党

2004年4月22日(木)「しんぶん赤旗」

年金改悪、有事法案に反対

民医連が活動交流集会


 全日本民主医療機関連合会(肥田会長)は二十一日、年金改悪や有事関連七法案に反対するたたかいをすすめようと、社保平和活動交流集会を国会内で開き、百十人が参加しました。

 肥田会長は「イラクの人質問題では官邸から自己責任論が流されているが、日本政府がアメリカの戦争を支持し自衛隊を派遣したことの本質をそらすためのもの。政府に批判的な人を悪とする、非国民を生み出すような風潮に注意しなければなりません」と述べ、「年金、医療の改悪は戦争政策と一体のもの。地域に出て反対の声を広げよう」と呼びかけました。

 人質となった今井紀明さんの母親、直子さんが勤務する北海道の病院職員の谷井紀美子さん(50)が発言しました。「何としても助けたい」と同病院職員が連日、紀明さんの友人らとともに救出の署名を訴え、一週間で五千百十八人分を集めたと語ると、参加者から大きな拍手が起きました。

 日本共産党から、小池晃参院議員、宮本岳志衆院議員が連帯あいさつしました。年金改悪法案の審議について、中央公聴会もせず、与党は来週、地方公聴会を開き、採決しようとしているなど国会情勢が緊迫していると報告。「今週、来週のたたかいがかぎ。頑張りましょう」と訴えました。

 各県からの活動交流では、横浜市で八万五千人が正規の国民健康保険証を持っていないことが報告されました。「大変な実態がまだまだ国民に知られていない。地域での宣伝をもっと強めよう」の声が出されました。


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