2004年4月26日(月)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】イラクで二十四日から二十五日にかけて、各地で米軍による攻撃や爆発が発生し、イラク人約六十人が死亡、米兵も九人が死亡しました。
カタールの衛星テレビ・アルジャジーラによると、中部ファルージャで二十四日、米軍ヘリコプターがナイミヤ村を空爆し、少なくともイラク人十二人が死亡、十九人が負傷し、多数の家屋が破壊されました。
駐留米軍のキミット報道官は同日、米軍側が停戦の条件とした武装勢力の武器引き渡しが進んでいないことに関し、「忍耐は永遠ではない」とのべ、改めて早期の全面攻撃再開の可能性を表明しました。
ロイター通信によると、首都バグダッド東部で二十五日、米軍車両が爆弾攻撃で破壊された直後、同軍兵士が現場にいた住民に向け銃を乱射し、ランドセルを背負ったイラク人の子ども四人を殺害、五人を負傷させました。
南部バスラでは二十四日、沖合にある石油積み出しターミナル付近で爆発物を積んだボート三隻が爆発し、米兵二人が死亡、五人が負傷しました。海上での自爆攻撃はイラク戦争開始後初めて。イラク戦争開始以降の米兵死者は七百十五人に達しました。
イラク北部のモスルでは二十五日、病院やホテルにロケット弾が撃ちこまれ、イラク市民四人が死亡、十三人が負傷しました。バグダッド南方のイスカンダリアでは二十四日、米軍車列近くを走行していたバスが爆破され、乗客数十人が死傷しました。
二十四日にはバグダッドのサドルシティーの市場が攻撃されイラク人約五十人が死傷しましたが、キミット米軍報道官が「フセイン元大統領の残党の犯行」とする一方、現地からの複数の報道は、「爆発時に米軍戦闘機を見た。米軍の仕業に違いない」などの住民の声を伝えています。