2004年4月26日(月)「しんぶん赤旗」
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「学生無年金障害者京都訴訟を支える会」は二十五日、“天神さん”の縁日でにぎわう北野天満宮(京都市上京区)で、無年金障害者を救済する公正な判決を求める署名活動を行いました。京都訴訟は、五月十二日に結審を迎えます。
宣伝では、京都訴訟の原告の坂井一裕さんと、原告・松岡由香さんの母親の松岡佳永子さん、WEBマガジン「福祉広場」の井上吉郎編集長、京都障害児者の生活と権利を守る連絡会の松本美津男副会長らが、三月の東京地裁における原告勝訴の判決や憲法二五条の生存権、いま政府が強行しようとしている年金改悪法案に触れながら、「私たち障害者が安心して暮らせる社会は、誰もが安心して暮らせる社会です。裁判へのご理解とご支援を」(坂井さん)と訴えました。
若い女性の二人連れは、政府が無年金障害者を放置してきたことなどの説明にうなずきながら署名に応じていました。男性(60)は、「年金制度の欠陥をあばくことは大事です。いい判決が出るといいですね」と署名しました。