2004年4月27日(火)「しんぶん赤旗」
消費税廃止各界連絡会は二十六日、JR新宿駅西口で宣伝、署名行動をおこないました。
弁士が、保険料を払っていない閣僚がいる小泉内閣が強行しようとしている年金改悪は、自動的に保険料を上げ、給付を引き下げる法案で「年金財源を口実に消費税増税を狙っています」と話しだすと振りかえり、足を止める人がいました。
「三人の閣僚が年金の保険料を払わないなんて、『怒髪天を衝く』(どはつてんをつく・ものすごいけんまくで激しく怒る)だよ」と憤るのは世田谷区に住む鈴木茂さん(79)。病院に通う途中、宣伝を聞いて署名しました。「月、二十万円の年金なのに、これまであった高齢者への控除がなくなると年金が大幅に減ってしまう。自民党はひどいが、民主党も年金の財源に消費税を充てるというじゃないか。増税は許せません」といいます。
東里美さん(23)=北区=は、三カ月の赤ちゃんを抱きながら、「いまでも苦しい生活なのに、消費税増税なんてとんでもない」。宮城県から修学旅行で来た中学三年生も、「増税は反対」と署名しました。
全国労働組合総連合、全国商工団体連合会、新日本婦人の会、全国保険医団体連合会、消費税をなくす全国の会の代表と、日本共産党の小林みえこ参院議員が訴えました。