2004年4月27日(火)「しんぶん赤旗」
イラクでの日本人人質事件で、被害者や家族が「自己責任」論の名で政府や与党関係者からいわれなき批判をうけているとして、二十六日、解放された被害者を励ます集いが東京都内で開かれました。劣化ウラン弾禁止を求めるNGO、イラク支援NGOの仲間が呼びかけたもので、会場いっぱいの約百人が参加。
「無事に帰ってきてよかった」と、応援のリレートークで、「自己責任」論をあおる政府・メディアへの怒りや自衛隊撤退を求める声が相次ぎました。
俳優の有馬理恵さんの司会で、ピースオンの相澤恭行代表、佐藤義大事務局長、写真家の森住卓さん、環境・平和活動家のきくちゆみさん、日本国際ボランティアセンターの佐藤真紀事務局長らが発言。「戦争のない平和な世界のために活動することに政府が身勝手とか自己責任と非難されるのはおかしい」「自己責任でなく、問われているのは(自衛隊を派兵した)戦争責任だ」「メディアはほんとうのことを伝えてほしい」などと訴えました。