2004年4月28日(水)「しんぶん赤旗」
自民党の憲法調査会と内閣部会の合同会議が二十七日開かれ、改憲の発議権を持つ「憲法委員会」を衆参両院に常任委員会として設置することを盛り込んだ国会法「改正」案の要綱案をまとめました。
二十八日に開かれる国民投票法案をめぐる公明党との実務者協議で提示します。
現在の衆参両院の憲法調査会には法案提出権はないため、国会議員が改憲案を国会に提出しても、同調査会は、同案を審査して本会議に提案することはできません。
要綱案によると、現在の憲法調査会を廃止した上で、改憲案を審査する憲法委員会を設置。また、国会議員が改憲案を提出するには、衆院は議員百人以上、参院は五十人以上の賛成が必要と明記しています。委員会は原則公開で、公聴会の開催を義務付けたほか、過半数で議決できるとしています。