日本共産党

2004年5月4日(火)「しんぶん赤旗」

自衛隊イラク撤退憲法改悪を許すな

日本共産党が街頭宣伝


小池参院議員と今村氏

東京

 日本国憲法施行五十七周年にあたる三日、日本共産党中央委員会・都委員会は東京・新宿駅東口で街頭演説を行い、小池晃政策委員長、今村順一郎参院東京選挙区候補、日本民主青年同盟の姫井二郎委員長が、イラクからの自衛隊撤退、憲法改悪阻止を訴えました。

 小池氏は、米英軍のイラクへの不法な占領を告発し、「戦争を支持し、占領に加わった小泉内閣の責任が厳しく問われる」と強調。イラク問題の解決の道は「無法な軍事占領を終わらせ、国連中心でイラク国民に主権を移譲することだ」とのべ、憲法を踏みにじって軍事占領に合流、加担する自衛隊派兵の中止、即時撤退を求めました。

 今村氏は、大企業のリストラを応援し、医療、介護、年金改悪を進める小泉内閣は「憲法で保障された生存権を国みずからゆがめている」と強調。姫井氏は、「戦争する国に日本を変えようとする政治をやめさせ、憲法九条にもとづく平和な国づくりを進めましょう」と訴えました。

 ずっと演説を聞いていた男性会社員(28)は「憲法問題、年金、イラクの問題にしても、世論に流されずに自分の考えを決めていきたい。青年(民青の姫井委員長)の話は、若いのにしっかりしていると感心した」と話していました。

京都、兵庫、大阪で市田書記局長訴え

 日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員は三日、西山とき子、大沢たつみ、宮本たけしの各参院議員とともに、JR京都駅前、阪神甲子園駅前、難波千日前で街頭演説に立ち、国民のみなさんと力を合わせて憲法を守りぬく決意をのべました。

 市田氏は、改憲勢力の狙いが戦争放棄と戦力不保持を定めた憲法九条を変えることにあると指摘し、日本共産党が戦前の暗黒時代から命がけで反戦平和を貫いてきた日本で唯一の政党であり、戦後は、憲法を守り暮らしの中に生かすために力を尽くしてきたことを紹介。憲法の精神が二十一世紀に花開くよう力を合わせようと呼びかけました。

 京都駅前では、観光などで通りがかった人たちが、演説に気づいて足を止めたり、手を振ったりする姿が見られました。

 買い物に行く途中という京都市伏見区の山口健二さん(31)は「イラクの状況を見ても、武力行使では絶対に紛争を解決できないことがわかります。憲法のすぐれた点が脅かされている現状に強い危機感を感じています。演説の通り、今の憲法は変えるべきでなく守っていくべきだと思います」と感想を語りました。


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