日本共産党

2004年5月7日(金)「しんぶん赤旗」

米軍よ、人権どこに

収容所前で1000人デモ

イラク人虐待に抗議


 【カイロ=小泉大介】米軍による拘束イラク人拷問・虐待事件の現場となった首都バグダッド西方のアブグレイブ収容所前で五日、約千人のイラク人が拷問・虐待を非難し、占領の終結を求める集会とデモを行いました。日本人人質事件解決に尽力したイラク・イスラム聖職者協会が呼びかけました。

 現地からの報道によると、参加者は口々に「人権はどこにあるのか」「無実の人間を殺すことが民主主義ではない」と訴え。「米軍は帰れ。この国はイラク人のものだ」「女性を解放しろ。さもなければわれわれはたたかいに立ち上がる」などの横断幕を掲げました。

 イスラム聖職者協会幹部のクベイシ師は、拷問・虐待に関与した兵士の処罰、犠牲者への賠償、アブグレイブ収容所への人権団体の立ち入り調査などを要求しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp