2004年5月7日(金)「しんぶん赤旗」
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日韓の元シベリア抑留者が未払い賃金問題解決を求めて六日、国会前で座り込みを行いました。韓国のシベリア抑留者が座り込みをするのは初めて。参加者約五十人はマイクをにぎり思いを訴えました。
シベリア立法推進会議が主催しました。
韓国と日本の代表は今回初めて衆参両院議長あてに「シベリア抑留問題の早期解決を求める要請書」を提出。参院議長や衆院副議長からは「与野党ともに何らかの答えをださなければいけない」などと、以前より前向きの反応がありました。
座り込み後、国会内で集会が行われました。報告した戦後補償ネットワークの有光健世話人代表は「今国会に労働賃金補償の法案提出がわれわれの最大の要求。法案提出までがんばる」と話しました。
韓国シベリア朔風会の李炳柱会長は「日本政府の謝罪、補償が本当に解決するのかどうか疑問は晴れていない」と率直な気持ちを語りました。全国抑留者補償協議会の寺内良雄会長も訴えました。
行動後の集会には宮本たけし参院議員が出席。座り込みに先立ち「シベリア抑留問題の早期解決を! 日韓合同総決起集会」が開かれ、山口富男衆院議員、吉岡吉典、井上美代両参院議員が出席しました。