2004年5月12日(水)「しんぶん赤旗」
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国際婦人年連絡会は十一日、女性たちの平和集会「イラクに平和を!女性たちのメッセージ」を東京・渋谷区の津田ホールで開き、四百人が参加しました。
主催者を代表し江尻美穂子さんは、イラクでオランダ兵が殺されたことに触れながら「武力で平和は実現できない」とあいさつ。日本国際ボランティアセンター(JVC)の佐藤真紀さんが、イラクの現状、人質になった高遠菜穂子さんらの活動やNGO(非政府組織)の支援活動を語りました。
ゲストの池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家)は、「この国が戦争をする国にならないように一人ひとりができることを」。羽田澄子さん(映画監督)は、平塚らいてふが世界の平和運動に力を注いだことを紹介。
藤原まゆみ弁護士は、国際法にも国内法にも違反しているイラクの自衛隊の即時撤退、追加派兵を許さないが日本弁護士連合会の総意だと発言。
アフガニスタンの女子教育支援活動にインターンとして参加した日本女子大の学生、土岐真砂美さんは、「戦闘状態がおさまりイラクで平和を考えられる教育がなされるように」と訴えました。
地婦連など加盟団体がリレートーク、「武力によらない平和な社会の構築に向けて平和憲法のもとに、連帯して行動を」とのアピールを採択しました。