2004年5月13日(木)「しんぶん赤旗」
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「国民のおさめた保険料の無駄づかいは許さない」「三党合意は撤回せよ」。年金改悪法案が参院で審議入りした十二日、昼休みの東京・霞が関に抗議の声が響きました。年金改悪法案反対、自衛隊の即時撤退、有事法案阻止を掲げ約三百五十人が緊急昼休みデモに参加。行進後、二百人が国会前に座り込みました。
全通信関東支部の山崎信拓さん(33)は、「四割が国民年金未納というのに解決策の議論はなかった。それで『保険料は上げる、給付は減らす』では許せませんね」と、上着を脱いで歩きました。
座り込みで全労連の坂内三夫事務局長は、政府の採決強行を容認し、消費税増税に道を開いた三党合意を批判。法案を推進してきた公明党の幹部が年金未納だったことに言及し、「こんな法案は白紙に戻さなければならない。あきらめずに運動を広げ、廃案に追い込もう」と呼びかけました。
国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、有事法制は許さない運動推進連絡センター、安保破棄中央実行委員会、全労連が呼びかけ、日本共産党の西山とき子参院議員が激励しました。
同日夕には、全労連と中央社会保障推進協議会が新宿駅西口前で宣伝・署名をしました。
「許せない年金大改悪」のノボリやパネルが目を引き、「政府の『年金改革法案』であなたの不安は解消されますか?」などと問うシール投票に応じたり、署名する人が相次ぎました。