2004年5月16日(日)「しんぶん赤旗」
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「米軍新基地建設のためのボーリング(掘削)調査は絶対許せん」―。沖縄県名護市辺野古の“おじい、おばあ”の座り込みは、祖国復帰三十二周年の十五日も行われ、先月十九日から一カ月近くにわたり、国の「現地技術調査」を阻止しつづけています。体を張ったたたかいの拠点となっている「命を守る会」事務所には、全国の平和・市民団体、労組、個人から激励・連帯のメッセージが相次ぎ、これまでに二百件近くが寄せられています。
“おばあ”が沖縄に住んでいるという大阪の保育士(25)からは、「嘉手納に行った時の頭の痛くなるような爆音の戦闘機。基地があるゆえに起こった数々の事件・事故。それを考えると、絶対に反対です! 大阪で周りの人たちに知らせながら反対の声をあげていきたい」。
「基地許さぬ おじいおばあのたたかいはイラクの子らの命とひとつ」「沖縄のみなさんとあつく手をつないで、私たちの世論で安保条約を破棄して軍事基地のない平和な沖縄を」などの声も。
Eメールでは、国内だけでなく、世界からも連帯のメッセージが。プエルトリコからは「私たちも軍隊のない、本当に安全で持続可能な社会を強く望んでいます。みなさんをはじめ、たくさんの人々と共に、軍事優先主義を終わらせるまで行動し続けましょう」などの激励が届きました。
命を守る会事務局の富田晋さん(19)は、「(地元の意向を無視して新基地を押しつける)国や県のあり方にさらに多くの人たちが声をあげて、一人でも多くの人々が新基地建設を阻止するたたかいに、少し背伸びをしてでも参加してもらいたい」。
◇激励・カンパの送り先=「命を守る会」
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