2004年5月18日(火)「しんぶん赤旗」
自民、公明の与党は十七日午後の衆参国対委員長会談で、有事関連法案について、十九日に衆院有事法制特別委員会で採決し、二十日に衆院を通過させる方針を確認しました。
席上、自民党の中川秀直国対委員長は、有事法案の「修正」で民主党と合意したことを報告。その上で「民主党の新執行部人事が遅れても、衆院有事法制特別委員会で、法案を共同修正して十九日に採決し、二十日の本会議で衆院通過させなければならない」との方針を示し、了承されました。
与党の方針は、国会にまだ提出されてもいない民主党との共同「修正」案を、十九日の衆院有事法制特別委員会でたった一日審議しただけで、即日採決しようというもの。
国会外での与党と民主党との「修正」協議の結論を一方的に押しつけようとする暴挙です。
十四日に提出され、共同「修正」案のベースになっている民主党案も、質疑は一度も行われていません。