2004年5月19日(水)「しんぶん赤旗」
自民・公明の与党と民主党は十八日の衆院有事法制特別委員会理事会で、有事関連法案について十九日午前に民主党提出の「修正」案を質疑し、同日午後に小泉純一郎首相が出席して締めくくり総括質疑を行うことを決めました。
与党はまた、締めくくり総括質疑後に、民主党との三党共同「修正」案を提出する意向を表明。共同「修正」案提出後の法案採決については、民主党の新執行部ができていないことを理由に、この日の理事会では決めませんでした。民主党の新執行部発足を受けて、法案の採決を強行する方針です。
日本共産党の赤嶺政賢議員は理事会で、民主党の「修正」案はこれまで一度も質疑されておらず、「参考人も呼んでもっと質疑を行うべきだ」と主張し、締めくくり総括質疑に反対。また、その後に提出される三党共同「修正」案については質疑を全く行わないということになり、さらにひどいやり方だと批判しました。