日本共産党

2004年5月19日(水)「しんぶん赤旗」

ただ働き根絶せよ

国立大の実態示し迫る

林氏


 林紀子議員は四月二十二日の文教科学委員会で、四月から法人化された国立大学でのサービス残業の根絶を求めました。

 林議員は、四月から法人化された国立大学法人では労働基準法が適用になることを指摘し、サービス残業は認められないとただしました。河村建夫文科相は、国立大学法人は「労働基準法を順守すべきだ」と答弁しました。林議員は、法人化以前から残業代の支払いを一律七時間などと制限し、サービス残業が横行している事実を示し、この四月からすべて改善されているのか質問しました。玉井日出夫総括審議官は「各大学において努力していただきたい」と無責任な答弁に終始しました。

 林議員は、国立大学付属病院の看護夜勤の最新の実態を質問しました。遠藤純一郎高等教育局長は「十四年度の実績では八・二回」と答弁し、いまだに月八回を超える実態が明らかになりました。林議員は、サービス残業に見られる超過勤務、夜勤体制の改善のためにも予算増が欠かせないことを指摘し、先に文科省が策定した国立大学法人の運営費交付金算定ルールが現場の実態とかけ離れたものであると批判し、見直すよう求めました。


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