2004年5月19日(水)「しんぶん赤旗」
憲法改悪をめぐる動きが重大な局面をむかえるなか、十七日から兵庫県神戸市の妙法華院で開かれていた日本宗教者平和協議会二〇〇四年度拡大全国理事会は十八日、「憲法改悪を許さない宗教者・国民の共同実現に力を合わせましょう」とのアピールを採択して閉会しました。
閉会のあいさつに立った新間智照代表委員(神戸宗平協・理事長)は、宗教者が平和運動のなかで、先頭に立っているとのべ、「いっそうの活動を他の団体とも手を取り合って行いましょう」と話しました。
採択されたアピールでは「憲法改悪の狙いは、集団的自衛権や海外派兵に関するいっさいの制約を取り払うことにあり、『戦争の放棄、戦力の不保持・交戦権の否認』をうたった第九条が焦点」とし、(1)憲法改悪反対の声を、全国で、すべての団体で上げよう(2)反対表明の支持・賛同を、宗教者、国民のなかへ広げよう(3)改悪を許さない宗教者・国民の共同実現に、力を合わせよう(4)参院選で、第九条を守る平和勢力の前進に協力しよう―としました。
新年度役員は、代表委員に新間智照、平山武秀、松田平太郎、宮城泰年、宮崎快堯、理事長に鈴木徹衆、事務局長に石川勇吉の各氏が選出されました。