2004年5月24日(月)「しんぶん赤旗」
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日本共産党政策委員長の小池晃参院議員は二十三日、東京都内で開かれた「二十一世紀の国民医療を考えるシンポジウム」(主催・全国保険医団体連合会関東ブロック協議会)に出席し、政府が国民皆保険制度を崩壊させる方向で医療改悪を進めていることを批判し、党の医療政策について詳しく発言しました。
小池議員は財務省が公的医療保険から「軽症」の疾病を外すなどの検討をしていることを厳しく批判。民間保険に肩がわりさせたり、保険診療と保険外診療を併用すること(混合診療)に反対を表明しました。
また、日本共産党の医療政策について具体的に説明しました。▽医療保険の自己負担を引き下げる▽高齢者の負担軽減▽医療の質を改善するための診療報酬の是正▽医療事故を防ぐための人員配置や診療体制の充実、事故を検証する第三者機関の設置▽乳幼児医療費助成を国の制度として確立する、などを明らかにしました。
政策実現のための財源について、ムダな公共事業や軍事費などの削減、大企業へのヨーロッパなみの応分の負担を求めることなどで確保することを示しました。
シンポには民主党・水島広子衆院議員、社民党・阿部知子衆院議員らが出席しました。