2004年5月26日(水)「しんぶん赤旗」
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年金改悪にいっかんして反対し、国民が本当に安心できる年金制度の確立をもとめて運動してきた全労連、国民大運動実行委員会、全日本年金者組合は二十五日、年金改悪法案の白紙撤回を求め、二千三百人が国会前に座り込みました。
参議院の審議のなかで「保険料の上限は一万六千九百円」「給付は50%を確保」という政府の年金改悪法案の「二枚看板」が崩れ、改悪法案は撤回せよの世論が広がっています。
年金者組合の森信幸委員長は、「これから、全国各地で地元の議員をゆり動かし、国会を追いつめ、でたらめな年金法案を撤回させましょう」と訴えました。
法案の担当大臣・坂口厚労相の出身地である三重県一志郡からきた加藤友明さん(63)は、「地元の人間は、みんな恥ずかしく思っています。政府・与党のやり方は本当にこすい(ずるい)。無責任を通り越して、犯罪的。絶対に撤回させたい」と話していました。
日本共産党の池田幹幸、井上美代、宮本たけし、西山とき子、八田ひろ子の各参院議員が参加者を激励し、あいさつしました。