2004年5月27日(木)「しんぶん赤旗」
|
終盤国会をめぐり緊迫した事態が続くなか、労働者、業者、女性団体の代表約百七十人は二十六日、強い日差しの中、年金改悪法案や有事法制関連七法案の廃案を求め国会前で座り込み行動を行いました。
国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、有事法制は許さない!運動推進連絡センター、安保破棄中央実行委員会の四団体が呼びかけたものです。
日本共産党の大門みきし参院議員が国会報告。「最後までみなさんの怒りの声を国会に届けてもらい、年金改悪法案を廃案に追い込む」と決意をのべ、大きな拍手に包まれました。
参加団体代表がマイクを握り、年金改悪法案と有事関連法案の廃案にむけた運動の強化と、参院選挙で政治の流れを変える決意を表明しました。
神奈川労連の菊谷節夫議長は、民主党神奈川県連に対し、年金改悪法案容認の「三党合意」廃棄の申し入れをした経験を紹介。「民主党はここにきて年金改悪法案廃案と言うようになった。七割の国民が採決に反対だ。私たちのたたかいが反映している。最後まで頑張ろう」と訴えました。
婦人民主クラブ(再建)元会長の麓栄子さんは、同クラブ内で年金問題研究会を開いていると報告。「発達した資本主義国でこんなにひどい年金の国はない。軍事費を捻出(ねんしゅつ)するために年金掛け金が使われた歴史がある。有事法制はその危険性とつながる」と話し、会員と座り込みを続けました。