2004年5月31日(月)「しんぶん赤旗」
民主党の藤井裕久幹事長は三十日のNHK番組で、自民、公明両党と結んだ年金制度に関する「三党合意」について「言葉が抽象的だ。世論は抽象論でごまかしたと動いている。三党で決めたものを大上段に『破棄します』という必要はないが、事実上消えていく」とのべ、合意を積極的に履行する考えのないことを表明しました。自民党の安倍晋三幹事長は「一方的破棄ということであれば政党間の話し合いというのは成り立たない」と批判しました。
藤井氏は三党合意に反対を表明した小沢一郎代表代行(当時)とともに、合意に基づく年金改悪案の「修正案」採決の衆院本会議を欠席しました。