2004年6月2日(水)「しんぶん赤旗」
自民党は、一日の参院厚生労働委員会理事懇談会で、野党が求めていた年金改悪法案の中央公聴会開催について、「七日は自民党内で日程が整わずできない。別の日ならできるというわけでもない」と拒否しました。三日の委員会で採決を強行する構えです。
与党は、五月三十一日の理事懇で、公聴会を「七日に開くよう誠心誠意、努力する」と約束しました。しかし、同日の与党参院国対委員長会談で、四日成立をめざすことを確認したのを受けて拒否してきたものです。
公聴会の開催は与党も当初から合意していたもので、公党間の約束も自らの言明も投げ捨てるものです。