2004年6月3日(木)「しんぶん赤旗」
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年金改悪法案について自民、公明の与党は二日夕の参院厚生労働委員会理事懇談会で、三日に採決をおこなうよう要求。野党側が「審議は尽くされていない」と強く反対しましたが、国井正幸委員長が職権で締めくくり質疑をおこなうことを決めました。国井氏は「採決も含む」とのべており、与党は採決を強行する構えです。
日本共産党、民主党、社民党の参院厚労委の理事・委員は直後に抗議の記者会見を行い、「与野党で合意していた中央公聴会も開かれていない。法案の偽りも次々と明らかになっており、採決など認められない」と批判。法案の採決阻止、廃案に向けて、最後まで奮闘する決意を表明しました。
これに先だって開かれた日本共産党、民主党、社民党の参院国対委員長会談でも、公聴会も開かれず法案の偽りが明らかになったもとで年金改悪法案の採決は認められないことで一致しました。