2004年6月4日(金)「しんぶん赤旗」
三日の参院厚生労働委員会で自民、公明両党が年金改悪法案を強行採決したことについて、日本共産党の市田忠義書記局長は同日、国会内で記者団に問われ、「各党合意のもと、あらかじめ決められていた審議日程をふみにじり、わが党の小池晃議員の質問の直前に、動議なるものを出して一方的に打ち切った。審議権のはく奪であり、採決は認められない」と批判しました。
市田氏は「世論調査をみても、六割、七割が“成立は見送るべきだ”といっているし、議論すればするほどボロが出ることを恐れた暴挙だ」とのべ、「差し戻して、審議をやり直すべきだ」と強調しました。
今後の対応については「国会内外で世論と運動を広げて、法案を廃案に追い込むために全力をあげるとともに、参院選で審判を下していきたい」とのべました。