2004年6月5日(土)「しんぶん赤旗」
|
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は四日、東京・文京区内で代表世話人会を開き、当面する情勢、憲法改悪反対の運動について討議しました。
情勢問題では、政局の新しい動向をみることが大事だと強調されました。「改革」には痛みを伴うといってきた自民党は、年金「改革」の偽りが明らかになり、国民との矛盾が激化、「百年安心」と年金改悪を率先してきた公明党は年金問題を宣伝できない状態に追いこまれ、民主党は改憲、消費税増税、有事法制などで自民党と同じ路線上をすすみ、「二大政党」論も色あせてきていると指摘されました。こうしたもとで奮闘すれば、真の革新勢力が前進できる条件が広がっていると強調されました。
憲法問題では、全国革新懇がよびかけた憲法改悪反対署名が三十八万六千人分(二日現在)集約されていることが報告されました。
討議では、地域革新懇のよびかけで住民過半数の憲法署名をめざす会が結成された(東京・町田市)例や、「憲法学習した班で署名がすすみ、『憲法を守るためには参院選にいかないとだめだ』となっている」(新日本婦人の会)、「平和でこそ営業や暮らしが守られるという位置付けで署名を集めている」(全国商工団体連合会)などのとりくみが紹介されました。
憲法改悪を許さない運動は日本の未来、二十一世紀の国づくりにかかわる運動であることが力説され、この運動を前進させるために、団体の代表世話人が中央の賛同団体懇談会の開催に積極的な役割を果たすことや、署名の国会提出、「全国革新懇ニュース」の普及などを確認しました。