2004年6月6日(日)「しんぶん赤旗」
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陸上自衛隊西部方面隊第八師団(熊本)の一部部隊が五日、民間の日本航空機に、一般の乗客とともに迷彩服で搭乗を強行しました。
これは、陸上自衛隊が実施する北方機動演習(北海道・矢臼別演習場)の一環の移動訓練です。福岡空港から日航1706便で羽田空港を経由し、同1143便で釧路空港までを民間の空港と航空機を使って行うもの。
迷彩服に身をかためた約五十人の自衛隊員は、早朝、搭乗の二時間以上も前に福岡空港に到着。搭乗待合室の一角を占拠し、通行人がおもわず足を止めるなど異様な雰囲気となりました。普段、航空機に搭乗するときは、子ども連れや障害者が先に機内に案内されますが、それらに先駆けて自衛隊員が搭乗。座席の最後部に陣取りました。
羽田空港での乗り換えは、週末で混雑する空港の通路を隊を組んでかっ歩。慌てて避ける一般客の姿も見受けられました。