2004年6月9日(水)「しんぶん赤旗」
自民党は八日の総務会で、参院選公約を決定しました。このなかで、「国の基本を見直す」として、二〇〇五年に改憲草案をまとめることを改めて公約。「自衛隊の位置付けと国際貢献における役割、集団的自衛権などについて明確にします」と九条改憲に踏み込み、参院選の争点として押し出す姿勢を示しました。改憲の手続き法案についても「作成の準備を進めています」と強調しています。
年金問題では、消費税の増税に道を開いた自民・公明・民主の「三党合意」を明記。「年金の一元化問題を含む社会保障制度全体のあり方について、一体的な見直し」を行うとしています。昨年の総選挙で公約した「消費税引き上げ」については、「実施状況の検証」のなかで、「税・保険料の負担や給付のあり方」などについて今年中に論点整理を行うとしています。