2004年6月10日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の赤嶺政賢議員は九日の衆院外務委員会で、在日米軍の再編問題をとりあげました。
赤嶺氏は、八日の日米首脳会談で、この問題がどう話し合われたかをただしたうえで、日米のどの機関でどれぐらい協議しているのかを追及。外務省の長嶺安政参事官は「さまざまなレベルでいろいろな機会に協議している」としながら、「具体的内容はいえない」とのべました。
米側が沖縄の米第三海兵師団の砲兵部隊を北海道の矢臼別演習場に移転させるよう提案したとの新聞報道について、長嶺氏は「報道されているような案について、米側から提案を受けていない」と否定。航空自衛隊航空司令部の米軍横田基地への移転や陸軍第一軍団司令部(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川)移転についても、報道のような提案はないとのべました。
赤嶺氏は「いっさいやみの中で在日米軍基地の再編の話し合いが進められ、結果だけが日本国民に押し付けられる。納得できない」と批判しました。