2004年6月12日(土)「しんぶん赤旗」
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「有事法案を廃案にするぞ」―参議院で有事法案の特別委員会が行われた十一日、国会前に百人が集まり「ストップ有事法制緊急国会前行動」が行われました。
戦争反対・有事を作るな!市民緊急行動、陸・海・空・港湾労組二十団体、宗教者ネット、キリスト者ネットの四団体の呼びかけによるものです。
小雨がぱらつく中、各団体代表や個人十人が次々と思いを訴えました。
市民緊急行動の高田健さんは、小泉首相が多国籍軍に自衛隊を参加させる意向を表明したことにふれ、「自衛隊が多国籍軍に入るのは憲法違反だと歴代政府が言ってきたのを、首相の判断一つで変えるとしたらこんなでたらめなことはない」と批判しました。
日本山妙法寺の木津博充さんは、来る途中で乗ったタクシーの運転手が「テロ対策として街中に厳重な警備がしかれているのを見て、本当にテロを止めたいのなら戦争をしないことだ。首相はどうしようもないもんだ」と怒りをあらわにしたことを紹介。「国民は怒っています」とし、力を合わせれば戦争へ向かう国の方向を変えられるでしょう、と訴えました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と社民党の議員が激励のあいさつをしました。