2004年6月13日(日)「しんぶん赤旗」
【カイロ=小泉大介】イラク暫定政府のバッサム・クッバ外務次官を乗せた車が十二日午前、首都バグダッド市内で武装勢力の銃撃を受け、同次官が死亡しました。暫定政府が今月一日に発足して以来、政府高官が殺害されたのは今回が初めてです。
現地からの報道によると、クッバ次官が銃撃を受けたのは同市北西部のアダミヤ地区で、出勤のため車で走行中でした。腹部に銃撃をうけ、近くの病院に搬送され間もなく死亡しました。運転手も負傷したもようです。同次官は旧サダム政権時代には中国大使などを歴任したベテラン外交官でした。