日本共産党

2004年6月15日(火)「しんぶん赤旗」

法案強行 涙こみ上げた

有事関連法案

参院議員面会所で抗議行動


 「暴挙は許せない」―参院議員面会所に次々とつめかける人たち。有事関連法が参院特別委員会と本会議で続いて強行された十四日夕、有事法制に反対してきた五団体が抗議行動を実施。「参院選で審判をくだそう」と怒りの声をあげました。

 「採決の後、傍聴席で女性二人が泣いていた。私も怒りで涙がでそうになった」と年金者組合の神谷周子さん(66)は唇をかみます。「目の前で自民や民主の議員が賛成の起立をするのを見て、六十年近く築いてきた憲法の精神がガラガラと崩れていくような感じを受けた。国民は絶対に許さない。この事実を多くの人に知らせていきたい」

 「雑誌の戦争報道の写真を見て、戦争は嫌だと思って」と国会にかけつけたのは、大学生の黒澤潤子さん(21)=東京・渋谷区=。「法案に反対しても賛成多数で押し通されてしまう。もう道理は通らないのかと思ってしまう」と声をあげます。

 東京・東村山市から参加した吉田好明さん(72)は「国民をずるずると戦争に動員する体制がつくられていく状況が戦前とよく似ている」といい、「戦争する国づくりをすすめる政党を許さない」と語気を強めました。

 日本共産党を代表して富樫練三参院議員は「暴挙に参院選勝利で回答しよう」と訴えると、「よしっ」の声があがりました。安保破棄中央実行委員会の西川征矢事務局長(全労連副議長)らが決意をのべました。


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