日本共産党

2004年6月17日(木)「しんぶん赤旗」

年金は、やり直さんといかん

医療労働者 命守る党大きくと対話

福岡・ちどり橋後援会


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「日本共産党と一緒に政治を変えましょう」とハンドマイクで訴える後援会員=13日、福岡市内

 「命と平和守るために、いま、がんばらんばいかん」。福岡市の福岡医療団の医療労働者たちでつくる日本共産党のちどり橋後援会は「ジェットコースターのような急上昇」の勢いで連日、活動しています。

応援するけん

 千鳥橋病院の医師、角銅しおりさん(36)はパンフレット『こんにちは日本共産党です』を広げながら対話しています。

 角銅さんは、妻を介護している男性に「年金改悪とか、腹の立つことばかり起こりよるけん。国会中継とか見とる?」と切り出します。男性は「国会はいつも見よるけん。先生より詳しかよ。年金はやり直さないといかん」と応じます。

 角銅さんは、国民の七割以上が年金の議論のやり直しを望んでいること、日本共産党が年金改悪法廃止法案を参院選後の国会に提出することを紹介。「共産党の議員が、政府の改悪案の中身を暴露してきたんよ。年金問題をやり直すためにも議員をもっと増やしたいんよ」と、比例代表候補の仁比そうへいさんの活動を紹介したビラを手渡します。男性は「議席が増えんと、質問時間が増えんけん。ようわかった。応援するけん」と言い、「しんぶん赤旗」日曜版の購読を約束しました。

 角銅さんが往診する患者の半数は、生活保護を受けています。体のどこかが痛くても「生活保護をもらっとるけん。眼科や耳鼻科までは行けん」と我慢する人が少なくありません。利用料が払えず、介護保険を利用できない人もいます。「医師の治療や処方せんだけでは、解決できない問題がふくらんできています。国会で取り上げてもらいたい問題は山ほどある。私たちの声を代弁してくれる議員さんが、どうしても必要」と話します。

 「(年金問題では)あとからあとから、いろんな問題が出てきよる。それでも数の力でやるけん。ひどか」(一人暮らしの男性)、「坂口厚労大臣は好かん。うまいことばかり言うて、庶民にひどいことばかりしよる」(女性)と二人が日曜版読者になりました。

若い人が先頭

 ちどり橋後援会は十二、十三の両日で四十五人の「しんぶん赤旗」読者を増やそうと奮闘。累計百七十二カ所にのぼるハンドマイク宣伝、二百七十枚のポスター張りと合わせ、四十八人の読者を増やしました。

 「楽しいけん。みんなに知ってほしいけん」と活躍しているのが若い労働者たちです。夜勤明けに看護師さんに電話で「共産党応援してほしいっちゃん。『しんぶん赤旗』って知っとう?」と語り、二十代の看護師の読者を二人増やしました。

 薬局の会計窓口で働く大原智子さん(22)=仮名=は四月に就職したばかり。患者さんから「医療費だけで一万円を超える。もう病院にこれんばい」と訴えられました。思わず謝ると「あんたが悪いんやなかけん。政治が悪いんよ」と言われたことが忘れられません。

 大原さんは「年金改悪や憲法改悪に反対している共産党が大きくなるため、いま、がんばらんばいかん」と言います。

 市内で入院が必要なホームレスの七割を受け入れている千鳥橋病院。「赤旗」を増やす先頭に立っている堀江詩子さん(39)は、同病院で働く多くの職員が医療従事者として矛盾を感じているといいます。「問題を解決するには命を大切にする政治にしないといけない。そのために日本共産党を大きくしようと、いまジェットコースターのような急上昇で活動の輪を広げています。新しく読者になった人に『ここがおもしろいよ』と付せん紙をつけて手渡し、熱心に読む読者も増えています」と話していました。

 十四日の「ちどり橋後援会決起集会」には百二十人が参加。「命と平和守る政治の実現のために悔いのないたたかいを」と決意を固めました。


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