2004年6月21日(月)「しんぶん赤旗」
【パリ=浅田信幸】フランスのフィガロ紙十九日付は、イラク多国籍軍に参加するとの小泉首相の表明について、「バグダッドで日本、さらに平和路線から遠ざかる」と報じました。
同紙は、小泉首相が「参加」でなく「協力」だとマスコミに向けて強調したことに言及。「日本部隊は事実上『武力を行使する』連合軍の剰余分に組み入れられ、その活動は、たとえ兵たんに限定されるにしても、軍事部門の活動だ」と指摘しています。
また「国際紛争解決において武力行使を禁じた日本国憲法九条」を記事本文と写真説明で強調する一方、「日本の平和主義の原則は次から次に踏みにじられている」と書いています。